ビル・ゲイツが選んだ2021年読んでよかった5冊。

いまビジネスの社会で読書が注目されています。

自己のスキルアップのために、様々な読書支援サービスが登場しています。

では世界のリーダーは、いったいどのような本を読んでいるのでしょう。

ビル・ゲイツは定期的に自身のブログで、自身が読んだ本を紹介しています。

ビル・ゲイツが2021年11月22日に投稿した ブログ記事をみてみましょう。

5 books I loved reading this year https://www.gatesnotes.com/About-Bill-Gates/Holiday-Books-2021

今年読んでよかった5冊

子供の頃、私はSFに夢中でした。ポール・アレンと私は、アイザック・アシモフの「ファウンデーション」三部作について数え切れないほど語り合ったものです。エドガー・ライス・バローズやロバート・ハインラインの本はすべて読みました。(可能性の限界に挑むこれらの物語は、私にとってとてもスリリングなものでした。

年齢が上がるにつれて、私はノンフィクションを読むようになりました。イノベーションの意味を探るような本にも興味はありましたが、その過程で現実の世界について学ぶことがより重要だと感じたのです。しかし、最近は、子供の頃に好きだったような本に惹かれています。

最近では、子供のころに好きだったSFやノンフィクション作品に加えて、気候変動に関する本を読んでいたそうです。

それではビル・ゲイツが、ブログで紹介していた5冊を紹介します。

A Thousand Brains: A New Theory of Intelligence, by Jeff Hawkins.

人工知能ほどSF作家の想像力をかきたてる題材はない。もしあなたが、真のAIを作るには何が必要なのかを知りたいと思うなら、本書は魅力的な理論を提供してくれるでしょう。ホーキンスはパームパイロットの共同発明者として有名ですが、神経科学と機械学習のつながりについて何十年も考えてきており、彼の考え方を知る上で本書ほど適した入門書はないでしょう。

2022年2月現在、この本の日本語化はされていないようです。

作者のジェフ・ホーキンスは、1996年にpalmとHandspringを創設、スマートフォンの元祖ともいえるPDA(携帯情報端末)を販売。

その後、神経科学を学ぶようになり、2005年に「考える脳考えるコンピューター」(原題 On Intelligence)という人工知能に関する本を出版している。

The Code Breaker: Jennifer Doudna, Gene Editing, and the Future of the Human Race, by Walter Isaacson.

CRISPR遺伝子編集システムは、この10年間で最もクールで、おそらく最も重要な科学的ブレークスルーの一つである。私は財団での仕事柄、この技術を使っている多くのプロジェクトに資金援助をしているのでよく知っているが、ノーベル賞受賞の生化学者ジェニファー・ダウドナとその同僚によるこのシステムの発見について、包括的でわかりやすい本から多くを学んだ。アイザックソンは、遺伝子編集をめぐる最も重要な倫理的問題をうまく取り上げている

こちらの本も日本語化されていないようです。ビル・ゲイツはゲイツ財団を持っており、最近では新型コロナの経口薬「モルヌピラビル」の低所得国での普及に最大1億2000万ドルを投じると発表。この本もウィルス解明など遺伝子操作に関する内容なのでしょうか。

作者ウォルター・アイザックソンの名前は知らなくとも、取材嫌いで有名だったスティーブ・ジョブズが唯一全面協力した本人公認「スティーブ・ジョブズ」の表紙ならば見た人も多いのでは。

最近では、アマゾンの創業者ジェフ・ベゾス自らの言葉による初めての本、という触れ込みでヒットしている「Invent & Wander」も有名ですね。

Klara and the Sun, by Kazuo Ishiguro

私は良いロボットの物語が大好きで、病気の少女に「人工の友人」を与えるという石黒氏の小説も例外ではありません。舞台はディストピアの未来だが、ロボットは悪の権化ではない。むしろ、人と付き合うためのコンパニオンとしての役割を担っている。この本は、超知的なロボットとの生活がどのようなものなのか、そして、この種の機械をテクノロジーの一部として扱うのか、それ以上のものとして扱うのかについて、私に考えさせるものであった。

2017年にノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロの著作。AIロボットと少女の友情を描いた作品。

Hamnet, by Maggie O’Farrell.

シェイクスピアファンなら、彼の私生活が最も有名な戯曲のひとつを書くのにどう影響したかを描いたこの感動的な小説を気に入ることでしょう。彼の息子ハムネットは11歳で亡くなり、その数年後にシェイクスピアは『ハムレット』という悲劇を書きました。特に、彼の妻アンについては、ほとんど超自然的な人物として描かれていて、とても興味深く読みました。

イギリスでは77万部のベストセラーとなり女性小説賞、全米批評家協会賞を受賞した話題作。シェイクスピアの家族にまつわる内容で、戯曲「ハムレット」の元となった息子ハムネットの死をめぐる物語。

舞台が400年前のパンデミック ペスト期だったというのも興味深いところ。

Project Hail Mary, by Andy Weir.

多くの人と同じように、私も『火星の人』で初めてウィアーの文章を知りました。彼の最新作は、高校の科学教師が、どうやってそこに来たのか記憶がないまま、別の星系で目を覚ますという荒唐無稽な物語です。この小説は、高校の科学教師が、自分がどうやってそこに来たのか記憶がないまま別の星系で目覚め、科学と工学を駆使してその場をしのぐという、荒唐無稽な物語です。楽しい読み物で、私は週末に全部読み終えました。

マット・デイモン主演映画「オデッセイ」の原作「火星の人」の著者アンディ・ウィアーの最新作「プロジェクト・ヘイル・メアリー」。

氷河期にはいりつつある地球。その謎をとくために一人宇宙へ飛び立った男の話。アマゾンレビューでも☆5つの話題作。

地球の気候変動にも関心をもっていることがわかる1冊ですね。

人工知能から気候問題のSFまで

どうでしょうか。

ビル・ゲイツといえども難しい本ばかりを読んでいるわけではなく、SF小説なども好んで読んでいることがわかりますね。

ただ、パンデミックや気候問題、人工知能など、ビル・ゲイツが取り組んでいる事業との関連なども見えて面白いですね。

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