100円ショップのさきがけダイソー。
最近では100円以上の商品もあるけど、お値段以上のクォリティ商品が多い。
その中でも「100円絵本」は、展開当時から100円を死守しているヒット商品。
その秘密と苦労が記事になっていました。
ダイソーの『100円絵本』に熱い支持、価格維持にこだわる出版社の熱意「ボロボロになってもいい、そのための100円」 https://www.oricon.co.jp/special/58260/
100円絵本を生み出しているのは、大創出版というダイソーで取り扱う書籍のみを扱う会社。一般の書籍を取り扱う流通ルートとは異なるため、ベストセラーなどのランキングにはカウントされない。
けれども主婦層からの支持はすさまじく、一般の母親たちの投票で「子育てに役立ったもの」を選出するマザーズセレクション大賞を受賞するほど。
その秘密は
お子さまが絵本を噛んだり、落書きをするのは成長の過程で自然なことですが、値段の高い絵本や図書館で借りた絵本だと『丁寧に扱わなければ』という意識から、お子さまを伸び伸びさせてあげられないジレンマがあった。『100円本なら』という気軽さが、子育てする上での心の余裕につながった
100円だからといって品質を落としているわけではない。絵本という赤ちゃんが触る商品なので、徹底した安全品質を保っている。そのためには製造コストも当然かかる。
それを販売価格100円に抑えるには、苦労も大きいという。「弊社だけでなく印刷会社さんや用紙業者、制作や編集に携わってくれる方々の協力があって実現できています。ただ『あかちゃんえほん』に関しては特殊な製造になるので、コスト面から海外の印刷会社さんに発注しています」
海外の印刷会社で作られているなんてすごいですね。海外のほうがお金かかりそうだけど、そこを可能にしているのが年間3千万冊売れるというダイソーの圧倒的な販売力。
赤ちゃんにとっては絵本だっておもちゃなんですから、どんなにボロボロにしたっていい。でもそのためには、やっぱり100円でなければいけないんです。200円という倍の値段になったら、その分だけ親御さんの心のゆとりもなくなってしまう。
この100円にこだわるダイソー西田社長の熱すぎる思い。この情熱から生まれた商品だからこそ支持されているんでしょうね。
2022年4月には新シリーズの絵本も登場予定。読み聞かせ用の音声データダンロード機能もつくとか。
どんな進化を続けていくのか、ダイソーの100円絵本のこれからも楽しみですね。